冷え性 食事対策で
ジワッと症状・体質を改善



冷え性とその対策~食事による改善


冷え性は、血行不良によって毛細血管のすみずみまで血液が行き渡らないため、手足や腰・肩・背中などが冷たくなる症状を示すものです(冷え性(Wikipedia)


男女を問わず、また季節を問わずに起き、必ずしもやせた若い女性特有の症状というわけでもありません。体型的に太っていても、冷え性で悩んでいる方が多くいます。


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ダイエットのやりすぎや、オフィスで冷房に長時間さらされる日々が続くことで、体がすっかり冷え体質に傾いてしまうことなども珍しくありません。

体の冷えによって血液循環が悪くなることから、肩こりや貧血・頭痛・腰痛・めまい・月経不順・慢性疲労の症状を併発する場合もあります。

また美容面では、肌荒れや肌のくすみ・かゆみなどの影響を及ぼすこともあります。


西洋医学においては、冷え性は病気とまではみなされておらず、いまだに確立した病名も無いそうです。

そのため冷え性対策は、「いかに体を内側から温めるか」という東洋医学的な見地から語られることが多くなっています。


東洋医学では食品や栄養素の多くが「体を温める」「体を冷やす」という点から分類されるのは、よく知られたところですね。


ここでは冷え性対策として、体を温める働きのある(あるいは、体を冷やさないために避けたほうがよい)食事と栄養素をご紹介します。


冷え性対策のポイント~効く食品と栄養素


冷え性対策としての食事は、以下の四点が基本ポイントとなります:


以下、具体的にポイントを説明します。

根野菜 にんじん



まず基本的に、「加工食品」「夏野菜」「南国系フルーツ」、そして「アルコール類」に体を冷やすはたらきがあることをおぼえておきましょう。

加工食品には一般に砂糖が多く使われていますが、砂糖(糖分)には血行を妨げ、体を冷やす作用があります。


コーヒーや紅茶にも体を冷やす作用があるといわれるので、できればハーブティーやホットウーロン茶を選びたいところですが、たまの気分転換に飲むにしても砂糖は入れないようにしたいものです。


また朝食をいつもファストフードで済ませるのも、冷え性の方なら避けたい生活習慣と言えるでしょう。


夏場なら「冷蔵庫から出したばかりの冷たい飲料水」や「アイスクリームの食べ過ぎ」も体を冷やすので、注意したいところですね(アイスクリームの冷たさ以外に、含まれる砂糖もマイナスです)。

また果物では、パイナップルやキウイ・メロンやマンゴーなどいわゆる「南国産の果物」が体を冷やす作用があるため、食べ過ぎには注意が必要です。

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体を冷やす野菜としては、レタス・きゅうり・なす・トマト等のいわゆる「夏野菜」が多くあげられます。


その一方で「体を温める野菜」は主に「根野菜」、すなわちにんじん・ごぼう・かぼちゃ・だいこん・白菜・かぶ・山いも等があげられます。


「土から下に生える」根野菜は体を温める働きがあり、トマトやキュウリなどの土から上に伸びる野菜は逆に体を冷やす働きがあるのは、比較的よく知られるところです。


根野菜の代表格であるにんじんには、保湿効果のあるビタミンEも含まれています。にんじんの保温効果は生食でもありますが、βカロチンの吸収率は、油で炒めた時のほうが高まります

にんじんを肉類といっしょに煮たりゆでたり、あるいは唐辛子やにんにくと一緒に炒めて食べるのも、冷え性対策の一品としておすすめです。

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唐辛子 カプサイシン



香辛料ではとりわけ唐辛子・しょうが・ねぎ・にんにくが、体を温め冷えにくい体質をつくるのに効果的とされています。


しょうがの辛み成分「ジンケロール」やたまねぎに含まれる「硫化アリル」は、新陳代謝を活発にするとされます。

また血管の拡張作用により体も暖まるので、味噌汁の具にしたり、塩・こしょうと合わせてスープにして飲むのもよいでしょう。


唐辛子の辛み成分「カプサイシン」は食用のみならず、外用においても優れた温感刺激作用があります。

ドラックストアなどにおいて、「トウガラシ入りの入浴剤」はすでによく見かけますね。


「カプサイシン」は水溶性なので、寒い外から帰った夜などにひと握りの唐辛子を40度前後のお湯に入れ、就寝前に足湯をすると、体が温まって寝つきもよくなります。


野菜は根野菜を中心として、生野菜・サラダよりは温野菜や野菜スープ、あるいは味噌汁の具として摂るほうが、冷え性対策としてはベターです。

ちなみに野菜ジュースを愛飲する方も多いでしょうが、冷えた野菜・果物ジュース類は体を冷やしますので、ぬるいまま飲むほうがよいでしょう。ただし市販の野菜・果物ジュースには結構な量の糖分が含まれているため、摂り過ぎには注意が必要です。


ビールやウィスキーなどのアルコール類は、基本的に体を冷やす性質があるとされます。

もっとも体を冷やさないのは日本酒といわれますが、一杯やるのなら、お湯割りや熱燗がベターでしょう。


またタバコのニコチンは毛細血管を収縮させ、血流を妨げます。喫煙は体を冷やすのです。

冷え性の天敵として思い切って禁煙するか、それが無理ならせめて本数を減らすようにしたいものです。

冷え性に効くとされる食品 身体を冷やすとされる食品
じゃがいも レタス
にんじん きゅうり
ごぼう なす
かぼちゃ スイカ
鶏肉・牛肉 海草類
唐辛子 ファストフード
番茶 コーヒー・紅茶
にんにく レモン
しょうが アルコール類
サクランボ バナナ


豚肉 たんぱく質



冷え性対策として積極的に摂取したい栄養素をあげると、まずは「良質のたんぱく質」を、「ビタミンB群」「ビタミンE」「ビタミンC」といっしょにバランス良く摂ることを意識したいものです。


鶏肉やレバー類から良質のたんぱく質を摂取することで、それらが熱エネルギーに変わり、日中の活動エネルギーが十分に確保されると同時に体温が上がり、冷え体質に傾くのを防いでくれます。


糖質やたんぱく質をエネルギーに変える役割をする「ビタミンB群」、血行促進作用のある「ビタミンE」、末梢神経の働きをよくするビタミンC」、そして不足すると冷え性のみならず貧血や低血圧の一因ともなる「」は、たんぱく質とともに積極的にとりたい栄養素です。

鶏レバー・豚レバー・牛モモ肉などを料理に使うと、これらをバランスよく摂取することができます。


にんにくやネギの成分として血行をよくする働きのある「アリシン」や、唐辛子に含まれ体温をあげるはたらきのある「カプサイシン」も冷え性の方向けの栄養素なので、食事には積極的に取り入れたいものです。


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冷え性の原因はさまざま~総合的な対策で克服を


食事



冷え性を気にするあまり、たとえば夏に夏野菜をまったく摂らない、仕事帰りのビールやアイスクリームなどにもまったく手をつけない…と、毎日あまりストイックに身構えすぎるのも考えものです。


それではストレスもたまる一方ですし、むしろ「全体的に栄養バランスのとれた食生活をおくる」ことを心がけるほうが大切です。


冷え性への効能をうたった漢方薬などについ頼りたくなるかもしれませんが、複数の生薬を配合している漢方薬は調合割合によっても効果が異なるので、全面的に薬に頼るのも考えものです。

(ちなみに現時点で、冷え性にストレートに効く西洋薬はありません。冷え性を効能とする代表的な漢方薬には、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」等があります。)


食材や食品群・栄養素においても、あまり神経質に分類したり、摂取制限をすることも現実的ではありません。

たとえば夏野菜であっても、香辛料を使い、加熱して炒め物としてとるなどの工夫をすれば、体を冷やすこともありません。


また、冷え性にプラスかマイナスかという点で、きちっとした線引きが難しい食品もあります。


たとえば「チョコレート」は加工食品として避けるべきとされてきましたが、チョコレートに含まれる「ポリフェノール」や「テオブロミン」には血管拡張作用・血流促進作用があることから、むしろ冷え性に効果的とする声もあります。

チョコレートは高カロリーなため、食べ過ぎは別の問題を招く可能性があるものの、ほどほどなら冷え性対策という点では、気にしすぎることもないでしょう。


まずは上に述べたような、体を温めたり冷やしたりする働きのある主な食べ物を押さえてから、それらを少しづつ日々の食事に取り入れ、全体のバランスを見ながら改善をはかるといったゆるやかな心づもりでのぞむほうがよいでしょう。



最後にまとめますと、何を食べるか・どんな栄養素をとるかは、冷え性対策として確かに大切ですし、またそれが体質改善に大きな役割を果たすことも事実ですが、食事対策だけでははっきり言って不十分なのです。


冷え性は自律神経の乱れ、あるいは神経機能・卵巣ホルモンの分泌低下など、いくつかの原因が想定される複合的な症状です(まれに特定の病気に起因して体の冷えが起きることもありますが、その場合は病院で、原因となる病気の特定と治療が必要です)。


体質としての冷え性なら特定の方法に偏ることなく、睡眠や運動などの「生活習慣の全般的な改善」と「バランスのとれた食事」、そして体を外から冷やさないための「住まい・衣服・睡眠環境等の日常生活面の工夫」といったさまざまな対策の総合的な組み合わせこそが、もっとも高い効果が期待できることを知っておきましょう。


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健康と医療 参考サイト



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